解体工事見積もり後の費用比較&何の金額を比べるべきか
見積もりした業者のそれぞれどんな点を比較すべきか知り、適切な判断で見積もり金額を確定して業者へ依頼しましょう
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建物解体工事の現地見積もりを2~3社の業者に依頼し、費用を比較する時、どの項目を見て、どの部分を比較したらいいのかわからない場合が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は解体工事見積もり後の費用比較のポイントと着眼点について具体的にご紹介いたします。
相見積もり業者の費用比較するときのポイント
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細かな見積もり項目があるかどうか
解体工事を行うために、2~3社の解体業者に見積書を出してもらった時には費用を比較してみましょう。
見積書の詳細をそれぞれチェックするようにしていきます。
よい解体業者は細かく必要な費用の項目を分けて見積書が作られていることが多いので、他の業者の見積書と比較しやすいようになっているはずです。
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処分費用が安すぎる業者は注意
外構部分の解体や地中埋設物などが発見された場合の処理についての記載があるかどうか重要なチェックポイントです。
廃棄物の処分費用については、各自治体によって規定料金が決められているため、あまり大きな違いはないはずです。
この部分があまりに安い場合は、直接、業者に確認してみるようにしましょう。
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建物構造・立地条件の違いを考慮
見積もりの中身がアバウトで、工事一式で金額が示されているというくらいの記載しかされていないところは信頼度が低い業者といえます。
建物構造や土地の立地条件の違いがコストに反映されて見積もり書が作成されているのかという点についても、それぞれの業者の単価を比較するのも費用比較をする時のポイントです。
解体工事業者を最終的に決定するポイント
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書面で正確な見積書を出してくる業者かどうか
現地調査した上で正確な見積書を書面で出しているのかという点がまず挙げられます。
概算や口頭だけの見積もりの場合、トラブルになったりした時、『言った、言わない』ということが問題になったりします。
このことを防ぐためにも、見積もりを書面で出している業者を選ぶことがポイントといえます。
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不法投棄をするような業者でないかどうか
廃棄物処分の費用は、各自治体で料金が決められているため、上記でもお伝えしたように、大きな違いはないといわれています。
この部分があまりに安い場合は、もしかしたら業者が不法投棄を行っているのかもしれませんので確認してみるようにしましょう。
不法投棄の罰則は、依頼者にも及びますので、十分注意する必要があります。
費用比較のポイントまとめ
解体工事を進めていると、地中に何かしらの埋設物があり、処分しなければならない場合もあります。このようなケースは、見積もり時には予想できなかった不測の事態になりますので、事前の見積書中に料金を具体的に記載することはできません。
そのため、信頼できる解体業者は地中埋設物などが発見された場合、別途費用が発生する旨の記載があります。このような見積もりを提示してくれる解体業者は信頼できるといえます。以上のポイントも参考にしてください。