住宅・家屋を取り壊す解体費用の値引き交渉のポイント
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解体工事を依頼する場合、「家を壊す費用は適正価格がいくらなのか分からない」という人は多いと思います。
それに、解体を依頼するのが初めてだけど、近隣とのトラブルなくきちんとやってもらえるのか考えるとどこに依頼したらいいのか分からなくなります。
坪単価の他に、ブロックの撤去や樹木の伐採、浄化槽の撤去、ゴミの処理など非常に分かりずらいものです。
では、どのようにしたら解体工事業者を適切に選んで、うまく費用を値引きすることができるのでしょう。業者を選ぶ段階と業者を選んだ後の交渉の2つに分けてご紹介します。
業者を選ぶ段階の交渉【主にハウスメーカーとの交渉】
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一括見積もりサービスを利用する
一括見積もりサービスを利用し、最安値がいくらかかるのかを調べて、住宅メーカーに依頼するよりもどのくらい安くなるのか確認してみましょう。
1件1件自分で電話やメールをしなくても、一括で複数の業者の見積もりを調べることができるので便利です。
但し、安いと思ったら、別途警備の費用などがかかったりすることがあるので、しっかり見積もりの内訳を確認することが大切です。
また、直接依頼する前に、住宅メーカーに一括見積の最安値の費用を伝えて、価格交渉をして値引きするのも良い方法です。
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自分で解体業者を探して見積もりを取る
家を建て直す時に必要な解体工事は、家を建ててもら住宅メーカーに依頼する人が多く見られます。
しかし、余り気にされない解体工事にこそ、費用を20%近く抑えることができるのです。住宅メーカーに解体を依頼すると殆どの場合、下請けの解体業者が行うことになります。
住宅メーカーが間に入ると、解体業者の見積もりに、住宅メーカーのマージンが上乗せされます。このマージンは全て依頼する側の負担となってしまいます。実際の解体費用よりも、高い金額を支払うことになるのです。
解体業者に依頼した場合の費用を住宅メーカーに伝えて、どのくらい安くなるのか値引き交渉し、安くならない場合は、直接業者に依頼しましょう。
業者を選んだ後の詰めの交渉
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工期を指定せず、仕事が空いた時期に施工してもらう
業者からすると、短納期だったり細かい時期を指定されると重機や人員を割く必要があるので、費用を安くするのは難しくなります。
逆に仕事が空いて、暇な時期の場合、重機や人員を持て余してしまいますので、多少安くしてでも仕事を受けたいものです。
そのような暇な時期に施工してもらえるように、工期を指定しないことを条件に交渉するのも一つの手です。
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滅失登記など自分でできる手続きを行う
滅失登記とは、家を取り壊す際に行う手続きです。自分で行えば、時間はかかりますが、無料で手続きすることができます。
解体業者に滅失登記を依頼すると数万円かかりますので、自分で手続きすることで節約することができます。その上で、どのくらい安くなるか値引き交渉してみましょう。
他にも細かい手続などを自分で行うことで安くならないか、業者にも確認してみてください。
値引き交渉術まとめ
住宅を壊す費用は、単に解体するだけでなく、廃物の処分や養生にかかる費用などもかかってきます。また、木造、鉄骨、RC、立地などによっても費用は変わってきます。単純に坪単価で決まるものではありませんので、値段と共に内訳もしっかりと調べて値引き交渉することが大切です。できるだけ費用を安くしたいと考えるのであれば、業者の提示する条件をのんで、その分、自分でやらなければならなことも増えるのでご注意ください。